311以降、この先の人生をどう過ごしていこうかと、ずっと考えていました。これまで大切だと思っていたこと、重要だと考えていたことの優先順位が少し変わってきたように思います。
迷ったときの基準は、家族を幸せにできるかどうかで決めようというのが結婚当初からの約束。
今後の日本がどう進んでいくかで息子が元気に成長していけるか左右されることを憂うより、ここなら安心して子育てできる!と思える場所への移住がわが家にとっては良い選択でした。
行き先は、今回は海外が相応しいだろうと。
いつか家族で世界一周、海外で暮らしたいね、なんて夢のまた夢のようですがよく話していたので、夫はすぐ賛成してくれました。
世界各国からカナダに決めた理由は、英語力に自信がない私たちでも移民申請がしやすい環境をカナダ政府が整えてくれていること。
まず、働かないと食べていけないので仕事をするにも先立つものは英語。
留学するにしても短期で済ませて、なるべく早く働きたい。
となると、ギリギリ年齢の間に合うワーホリビザを使わない手はない。
そして、子連れでワーホリ可能な国はドイツとカナダだけ。
ドイツ語?大学の第二外国語で授業とっていたけど難しかった。。
ヨーロッパは魅力的だけど、チェルノブイリのこともあったし、放射能移住なのにあえて近くに行くこともあるまい、ではカナダに。
本当は、友達もいるし、気候も暖かいし、原発もないオーストラリアに行きたかったけれど、ネコの目のように変わると称される移民法とワーホリ子連れ不可、仕事もカナダより初心者には厳しいという現実が大きな壁でした。
英語ペラペラになったら行ってみせる!
ということで、教育制度も医療制度も整っていて、移民が多くて、日本人の仕事も頑張ればなんとかなりそうで、何より子連れワーホリ可という、わが家にとって素晴らしい条件のカナダへ移住してみようと思いました。
中でも比較的気候もよいバンクーバーへ。
色々と調べているうちに、naoさんという日本の女性がカナダで保育士免許をとり働いているというブログを発見。
保育士は、移民ポイントも高い。
育児中なので保育にもとても関心があるので、思い切って連絡をとってみました。
といっても、内容としては家族三人がどうやったらビザを繋いで移民に漕ぎ着けられるかどうかという一方的な質問攻めのものでした。
回答をもらえなくても仕方ないと思いながら送ったメールでしたが、幸運なことに、naoさんのご主人が仕事柄ビザにも詳しいので相談してみては?と。
そんなこんなで、見ず知らずの私たちの相談に色々と乗ってくださり、バンクーバー行きを決行する大きな助け手となってくださっています。
本当にお二人には感謝しかありません。バンクーバーへの下見旅行へも行って来てお会いできたのですが、その話はまた改めて書きたいと思います。
海外移住を決断してからは、難しいと思っていたことも具体的に問題を絞っていくことで、どうにか実行できると感じています。
何としても移住したい。
今はまだ大丈夫かもしれないけれど、活断層が活発化してしまった日本列島にこの先の10年間に更なる有事が起こらない保証はないと思います。
そうなったとき、日本に残る親や親戚、友達、多くの被災者が助かる場所がこの狭い日本にどれだけ残されるのかわかりません。
食糧問題もおそらく厳しくなるでしょう。
そうなってしまった場合に、カナダへ呼び寄せることができるよう、今動かなければ手遅れになると思うのです。
世界中から難民として見なされてからの移住では、労働環境も厳しくなってしまうでしょうし、社会の一員として日本人としての存続を続けるためには早い動きが必要だと思います。
家族の幸せは、大切な周りの人達を抜きにしては考えられません。
綺麗事かもしれませんが、自分たちだけが助かっても、大切な人達が笑って生きていてくれないと意味がないので、私たちはカナダに移住しようと思います。
こんにちは、はじめまして。菜々子と申します。
返信削除naoさんのブログの紹介から飛んできました。
子供もパートナーもいない都心の大学生ですが、将来を考えて保育士としてのカナダ移住を検討しているところでしたので、実際に同じ方法で行動している方がいらっしゃることにとても励まされました。
家族の幸せは周囲の笑顔抜きには考えられない、本当にその通りですよね。
私にも、まだ高校生で健康被害を受けやすい弟がいるので、自分以上に彼を心配する気持ちが強いです。
快く移住できるまでには英語や生活の壁など本当にたくさんの苦労があると思いますが、衒いなく幸福を選び、笑いあえる家庭があることは、それだけでとても素晴らしいことだと思います。
ぜひがんばってくださいね。とても応援しています。
ブログの方も、楽しみに見させていただきたいと思います。
それでは、失礼いたしました。
菜々子さんはじめまして。
返信削除コメントありがとうございます。
若い方が真剣に将来を考えていらっしゃること、とても嬉しく思います。
わたしもカナダに移って一年程で子供が3歳になる頃、幼児教育を勉強するために学校へ行こうと思っています。
一緒にがんばりましょう。
弟さんも都内にお住まいなのでしようか?
何れにせよ日本にいる限り食品からの内部被曝など心配ですね。
数年後、わたしたちの懸念が取り越し苦労だったと笑い話になることを願うばかりです。
菜々子さんの留学や移住がうまくいきますよう、わたしも応援しています!