2012年4月8日日曜日

パブコメを送りましょう

震災廃棄物を考える会 京都 さんのブログコピペします。

http://no-radioactive-waste2.blogspot.jp/2012/04/49_07.html?m=1
【4/9(月)まで】次は警戒区域内のガレキを広域処理?パブコメ送ろう!
環境省は法律を変え、警戒区域等のごみを産廃事業者が処理できるようにしようとしています。これについて国民意見(パブリックコメント)を募集しています(4/9(月)まで)。

http://www.env.go.jp/press_r/15080.html

環境省は法律を変え、警戒区域等のごみを産廃事業者が処理できるようにしようとしています。これについて国民意見(パブリックコメント)を募集しています(4/9(月)まで)。

http://www.env.go.jp/press_r/15080.html

産廃は今までにも広域処理されていました(関東の産廃が九州や東北で埋め立てされるなど)。今まで国が管理することになっていた警戒区域等のがれきが産廃処理ルートに乗ってしまうと、私たちの知らない間に全国各地の処分場に拡散され、埋められてしまいます。

このパブコメ募集は4/3(火)に発表され4/9(月)が〆切。国民の意見を聞かずにコッソリ決めようとしているんです!簡単でいい、一言でいい、メールかFAXで意見を寄せましょう!

<パブコメの送り方>

メール宛先:houshasen-tokusohou2@env.go.jp

FAX宛先:03-3581-3505

件名:放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見

本文に、名前(企業・団体の場合は企業・団体名、部署名、担当者名)
、住所、電話番号かメールアドレス、意見を書きます。

〆切:4/9(月)必着

★私は以下のように送りました★

「警戒区域・計画的避難区域内のごみは、高濃度の放射性物質に汚染されているおそれがあるので、政府が集中的に管理してください。広域処理しないでください。」

全く同じ文章だと「同様意見○件」でスルーされるそうです。簡単でいい、ご自分の子どもへの思い、自然への思い、一言でいいから入れて、ご自分の意見として送ってくださいね。

★メールを持っていない方へ★
こちらを印刷して配ってください→パブコメちらし

★参考資料はこちら★
http://togetter.com/li/284529



2012年3月7日水曜日

柏・三郷・東葛地区の子供達にリンパ球の異常



「放射能健康相談.com」

放射能健康相談.comは、有志で集まった土井里沙医師、布施純郎医師、三田茂医師が中心となり、福島第一原発事故による健康被害の実態をデータを集積し、裏付けをしようと活動している方々のサイトです。

広島で被爆患者の臨床をふまえて「原爆ぶらぶら病」とよばれる症状や、内部被曝、微量放射線・低線量被曝の健康影響について研究している肥田舜太郎(被爆医師)氏も賛同人になっています。


そちらの、診察室よりNo.1というページに、首都圏の子供達の健康を心配して、受診された方々60名の血液検査の結果から異常のあるなしがわかる表が出ています。

分類別けされていて、いわゆる首都圏のホットスポットである柏、三郷、東葛地域の小学生以下の17名のうち8名に抹消血リンパ球に異型があり、もしくは数値に異常ありという結果。

数値は10000以上。

末梢血中のリンパ球数は正常値で4500以下なので、10000以上という事は慢性リンパ性白血病になる可能性があるということらしいので、今後の経過観察が大切になってきます。


『結膜炎、副鼻腔炎、皮膚炎で悩んでいる人がやや多く、チェルノブイリ事故後に病理解剖研究をしたバンダジェフスキー博士の言うIgAの低下が関与しているような気もしますが、IgAは調べていません。』(放射能健康相談.com)



バンダジェンフスキー博士によると、もしIgAが低下しているのなら、抵抗力が落ちたり、アレルギーが酷くなったりということが被爆地に多い話ということです。


もしもこれまでに無かった体調の異変があれば、放射能健康相談.comへご相談されてみては如何でしょうか。
病院では分からない何かが分かるかもしれません。

予防原則に基づき行動する医師たちによる監修で、みなさんの記録をもとに分析資料の公表、定期的な防御のアドバイスを掲載していく予定とのこと。


被曝も、被曝による健康被害も予防が重要だと思います。
大病になる前に適切な処置を受けられますように。



2012年3月4日日曜日

Japan's children of tunami BBCドキュメンタリー

http://www.youtube.com/watch?v=D_AxnoNrr_8&feature=youtube_gdata_player

すみません、携帯からなのでリンクが貼れませんでした。

YouTubeで、津波の子供たち と検索すると上がってくると思います。


1時間近くあるので、昨日ようやく息子が眠っているうちに見れました。

子供たちが自分の言葉で311の体験を語り、行方不明のわが子を探し続ける親たちの映像です。

津波の子供たちというタイトルですが、津波だけでなく、津波によって引き起こされた放射能汚染についてもフォーカスされています。

日本の報道では決して流れない映像だと思います。
とても他人事とは思えませんでした。
いつどこで誰に起こっても不思議ではない事態。
その痛烈な現実に、ずっと心臓を掴まれているような苦しさを覚えました。

福島の子供達が自分たちでは決して数値を確認できないガラスバッジをお守りのように付けている姿にショックを受けました。


映像の終盤で、福島の子供達が人の役に立つ仕事がしたいと語ります。
みんなが安心して暮らせるようにと。


今、大人がなんとしてもこの事態を変えなければと強く思いました。


東電、政府関係者の方にこそ見ていただきたい映像です。


バンクーバーの生活事情 住居編

カナダはここ数年、不動産バブルなので一軒家は大体◯億円相当です。

日本で言うマンションにあたるコンドも買うとなれば、普通の地域で普通に家族が住む間取りでも、日本の都内の高級住宅街のそれに匹敵するようです。


賃貸は、バンクーバーのダウンタウン(イエールタウンは除く)でひと月1BR1000〜1200ドルくらいが平均的な価格のようです。

ダウンタウンから少し離れても、スカイトレインの1ZONE内(電車で10〜15分圏内)なら同じ価格で2BRくらいが借りれるようです。

概ね、都心の価格帯とすると間取りから考えて日本と同等か少し安い印象です。
円高というのもありますが、不動産売買の高騰から見ても、数年前より200〜300ドル値上がりしているそうですが、賃貸はまだ親切価格に抑えてくれているように感じます。


間取りは、日本のようなワンルームは少なく、リビングダイニングは基本的に寝室と別のところが多いようなので1BR、2BR、3BRのようにベッドルームの数を表記しています。

コンドタイプか、一軒家が二世帯住宅のようになっていて、その半地下のベースメントスイートを借りるスタイルがほとんどのようです。

バストイレは文化的に別々の物件はあまりなく、代わりに2ベッド以上の間取りではバスルームも2つあったりするようです。

家具付きの物件は、始めに10万ほどデポジットがかかるようですが、一揃えする手間を思うと有難いですね。


一軒家は大きな作りなので、私たちのように家族で行くのでなければホームステイやアパートのシェアなどで500〜800ドルで家賃は抑えられそうです。
ホームステイなら食事代も込なのでさらにお得ですね。



水道料は、賃貸の場合は家賃に含むので、基本的に無料です。
一軒家の場合は固定資産税と一緒に年間の費用を支払うようです。

電気代は暖房機能が北海道並に整っていて、冬はほぼつけっぱなしでもひと月4000円くらいとか。
日本の原子力産業がいかにボッタクリなのかがよく分かりますね。

原子力発電はハイリスク、ハイコストで良いとこなしです。

ガス代金も日本よりぐっと安いようです。

インターネットは日本と同じくひと月3000円くらい。ホームステイやベースメントスイートなら無料の場合もあるようです。

携帯料金も日本と同等のようです。


わたしたちは、猫を一緒にカナダに連れて行くつもりですが、日本とは逆で犬はダメでも猫ならオッケーという物件が多いようです。
ペット可、ただし猫に限る、とか。

カナダはノラ猫やノラ犬がいません。ペット警察のような制度がきちんとあり、ペットは登録制で、飼い主として相応しくないと判断されるようなことをした場合はペット警察のような方々に引き取られてしまうそうです。


動物愛護の精神から自己責任をきちんと法制度に落とし込んでいるカナダらしい体制だと思います。

動物を苦しめることも、日本よりは格段に少ないように思います。





2012年3月3日土曜日

バンクーバーの生活事情 食生活編

2/17〜2/24までバンクーバーに滞在しました。

フルキッチン付きのリビングとベッドルームが分かれているホテルを選び、実際にカナダの食材で自炊してみたので、移住をご検討中の方に少しでも情報として役立てていただければと思うので記録しておきます。


17日はホテルから歩いていけるスーパーで食材や生活雑貨を購入したのですが、高い。
食品以外は消費税も12%かかるので、さらに高い。
愕然としてしまいました。
特に紙類。ティッシュ、トイレットペーパー、紙おむつ、あとはミネラルウォーター、アイスクリームは日本の平均的なものの倍近くするんじゃないかと。

しかし、18日にはバンクーバー滞在中とてもお世話になったnaoさんご夫妻に、安く食材が買えるスーパーを数軒回って教えていただけて安心しました。

韓国系、中国系のお店が安価でした。
しょうゆや出汁など日本の調味料も、日本と同等かプラス100円くらいで買えます。

片栗粉やお酢なども日本製にこだわらなければ、もっと安く手に入ると思います。


ホテルの近くは観光客向けのお店が多いので割高なんだとか。

探せば安いものがいっぱいある!とわかって嬉しかったです。
(でも、紙類はどこも高めでした)

食材は、野菜ならオーガニックのものが日本より豊富にあるし、オーガニックでないものも含め安いです。

お肉も日本と大差なく買えそうでしたが、やはり赤身が多い印象。
日本の柔らかいお肉やカルビ好きの方は少し物足りないないかもしれません。

魚はスーパーでは品薄ですが、週末になると海岸沿いで鮮魚が買えるそうなので一安心。
冷凍ものならスーパーに常備してありました。

卵は高いです。1ダースで$2.99が最安値だったような…
日本のと違って黄身の色が薄かったのが印象的でした。
(餌が違うんだろうなぁ)


フルーツや野菜は量り売りが多いので明瞭会計。
フレッシュなものが山積みで、オシャレ野菜もたくさんあって楽しかったです。

さすが移民の街、スパイスや加工品も色んな国のものがズラリでした。

サッポロ一番など、インスタントラーメンも売ってました。
これも日本のメーカーのものより、韓国系のものが安かったです。

そして、肝心のお米も韓国米なら日本よりも安く置いてありました。
カリフォルニアで作られたコシヒカリは割高でしたが、コシヒカリじゃないとダメという方には朗報ですね。

余談ですが、実は結婚してからは、夫の実家が農家なので10kg5000円くらいの高級米を無償で食べていたので、個人的にはこれからお米代がかかること自体が痛手ではあります。
今のうちにたくさん食べておこうと思います。


最後に、かつお節や昆布はわが家の食卓に欠かせないのですが、放射能の問題があるので日本にいる今も産地にはかなり気をつけています。
バンクーバーでは、今は選ばない地域のものが多かったので、引っ越しの際になるべく多く持っていって、なくなったら韓国のダシダを買おうと思っています。

醤油も味噌も、ちょっとこだわったものを使っているので、カナダで手に入るものは風味が多少劣りましたが、許容範囲です。

ただ、日本にいても、瓦礫の拡散が止まらなければ全国どこのものも食べられなくなる日が来るのかもしれません。

和食は出汁が命です。
九州のかつお節と昆布はなくならないで欲しいなぁと願いつつ、食生活編おしまい。


あ、外食のことを書き忘れていました。

食材と違い、外食には税金12%がかかります。
そしてチップ社会なので、ファーストフード店などでない限り、食事代の10〜20%くらいが必要なので、注文した分+30%かかるので日本にいるよりも外食は割高です。

ただ、レストランでもテイクアウトができるお店もたくさんあり、その場合は税金だけでオッケーでした。

多国籍料理が楽しめて、どこも割とおいしいので、テイクアウトは個人的に大変気に入りました。

全体的に量も多いので、食いしん坊なわたしにはぴったりでした。






福島第一原発事故と原爆

半年以上前に出ている話ですが、福島第一原発から放出された放射性物質はセシウム137だけで、ヒロシマ型原爆の168.5個分です。

友達から、今回のこと大変ってことは分かるけど原爆落とされた広島とか長崎も今は普通だしどう違うのかわからないというような話をよく聞くので、ご存知ない方も多いのかなと思って改めて記事に書きたいと思います。

衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に、政府として細野豪志原発担当相が提出した数字なので誰かが勝手に作った話ではなく、事実のようです。


かの有名な東大の児玉教授の試算では、日本の地上に29.6個分に相当する量が放出されたそうで、全体の約20%程が陸地に、残りは海に放出されてしまったそうです。

福島第一原発から放出されたセシウム137は15000テラベクレル(テラは1兆)。
広島型原爆は89テラベクレルだったということなので、福島原発は広島原爆168.5個分となるようです。

ヨウ素131では福島が16万テラベクレルで原爆が63000テラベクレル。
ストロンチウム90は福島が140テラベクレル、原爆が58テラベクレル。

半減期は、ヨウ素131は約8日、セシウム137は約30年、ストロンチウム90は約29年。

政府は、この数字が独り歩きすることを懸念して、資料の中で「原子爆弾は高濃縮ウランを一瞬のうちに核分裂連鎖反応させて、爆風、熱線、中性子線を放出して、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの」と定義。

福一については「原子炉の運転により核燃料が制御された形で核分裂し、その過程で生成した放射性物質の一部が事故の結果、環境中に放出され周辺に拡散した。放出された放射性物質が核分裂を起こしているのではない」として、「放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と前置きをした上で数字を明らかにしたそうです。

児玉教授は、これまでの研究結果によると原発と原爆では一定期間後の放射能の残存量に大きな違いがあり、1年後に原爆は1000分の1に減少するが、原発は10分の1にしかならないと述べているそうです。


こういった話から、原爆ほど一瞬での破壊力はなかったにしろ、放出量が甚大なことと、なかなか減少せずに長く日本の陸や太平洋を汚染し続けていくことを懸念せずにはいられません。
どちらも、ウランを核分裂させて大量の人工放射性物質を生み出していることに代わりはなく、それらは明らかに生物のDNAに影響するからです。


ただ、児玉教授を始めとした多くの方が除染をすべきだと発言し、除染産業が活発化していることに不安を感じています。

チェルノブイリで除染を幾度となく試みて失敗に終わったロシアも、核兵器を作り原爆投下後に核の影響を調査し続けていたアメリカも、除染は不可能だと結論付けているのに、日本だけが行っている。

除染ビジネスは、今や青天井。
どこまで資本主義を貫くつもりなのでしょうか。


広島出身の方々のインターネットへの書き込みでは、今も原爆による被爆者は、妊娠しにくかったり、妊娠しても出産に漕ぎ着けなかったりと、結婚差別がただの風評被害でなく実害としてあるんだと書かれていました。
被爆二世や三世であることを大切なパートナーに恐る恐る打ち明けるそうです。。

こんなにも辛い思いをしている方々がたくさんいるのに、311から一年が経とうとしている今も、東日本の人達をじわじわと被曝させ続けている日本政府は、第二次世界大戦中に竹槍指導をしていた頃から一つも進歩していないと感じてしまいます。

国民は政府の道具ではありません。






2012年3月1日木曜日

カナダに移住しようと思った

311以降、この先の人生をどう過ごしていこうかと、ずっと考えていました。これまで大切だと思っていたこと、重要だと考えていたことの優先順位が少し変わってきたように思います。

迷ったときの基準は、家族を幸せにできるかどうかで決めようというのが結婚当初からの約束。
今後の日本がどう進んでいくかで息子が元気に成長していけるか左右されることを憂うより、ここなら安心して子育てできる!と思える場所への移住がわが家にとっては良い選択でした。
行き先は、今回は海外が相応しいだろうと。

いつか家族で世界一周、海外で暮らしたいね、なんて夢のまた夢のようですがよく話していたので、夫はすぐ賛成してくれました。


世界各国からカナダに決めた理由は、英語力に自信がない私たちでも移民申請がしやすい環境をカナダ政府が整えてくれていること。

まず、働かないと食べていけないので仕事をするにも先立つものは英語。
留学するにしても短期で済ませて、なるべく早く働きたい。
となると、ギリギリ年齢の間に合うワーホリビザを使わない手はない。

そして、子連れでワーホリ可能な国はドイツとカナダだけ。
ドイツ語?大学の第二外国語で授業とっていたけど難しかった。。
ヨーロッパは魅力的だけど、チェルノブイリのこともあったし、放射能移住なのにあえて近くに行くこともあるまい、ではカナダに。

本当は、友達もいるし、気候も暖かいし、原発もないオーストラリアに行きたかったけれど、ネコの目のように変わると称される移民法とワーホリ子連れ不可、仕事もカナダより初心者には厳しいという現実が大きな壁でした。
英語ペラペラになったら行ってみせる!


ということで、教育制度も医療制度も整っていて、移民が多くて、日本人の仕事も頑張ればなんとかなりそうで、何より子連れワーホリ可という、わが家にとって素晴らしい条件のカナダへ移住してみようと思いました。
中でも比較的気候もよいバンクーバーへ。


色々と調べているうちに、naoさんという日本の女性がカナダで保育士免許をとり働いているというブログを発見。
保育士は、移民ポイントも高い。
育児中なので保育にもとても関心があるので、思い切って連絡をとってみました。

といっても、内容としては家族三人がどうやったらビザを繋いで移民に漕ぎ着けられるかどうかという一方的な質問攻めのものでした。

回答をもらえなくても仕方ないと思いながら送ったメールでしたが、幸運なことに、naoさんのご主人が仕事柄ビザにも詳しいので相談してみては?と。

そんなこんなで、見ず知らずの私たちの相談に色々と乗ってくださり、バンクーバー行きを決行する大きな助け手となってくださっています。

本当にお二人には感謝しかありません。バンクーバーへの下見旅行へも行って来てお会いできたのですが、その話はまた改めて書きたいと思います。


海外移住を決断してからは、難しいと思っていたことも具体的に問題を絞っていくことで、どうにか実行できると感じています。

何としても移住したい。

今はまだ大丈夫かもしれないけれど、活断層が活発化してしまった日本列島にこの先の10年間に更なる有事が起こらない保証はないと思います。

そうなったとき、日本に残る親や親戚、友達、多くの被災者が助かる場所がこの狭い日本にどれだけ残されるのかわかりません。

食糧問題もおそらく厳しくなるでしょう。

そうなってしまった場合に、カナダへ呼び寄せることができるよう、今動かなければ手遅れになると思うのです。

世界中から難民として見なされてからの移住では、労働環境も厳しくなってしまうでしょうし、社会の一員として日本人としての存続を続けるためには早い動きが必要だと思います。

家族の幸せは、大切な周りの人達を抜きにしては考えられません。
綺麗事かもしれませんが、自分たちだけが助かっても、大切な人達が笑って生きていてくれないと意味がないので、私たちはカナダに移住しようと思います。

2012年2月20日月曜日

汚染瓦礫拡散に反対


全国各地で被災地の瓦礫受入に手を上げている自治体が増えています。

以下にネット署名が簡単に携帯からでもできますので、こちらに転載します。
みなさま署名よろしくお願いします。



放射能汚染をこれ以上広げないために、汚染された廃棄物のより適切な処理を求める署名を集め、政府に提出します。ぜひご協力をお願いいたします。

http://houshanou-shomei.seesaa.net/s/

2012年1月21日土曜日

選択するために


誤解のないように、今日はなぜわたしが放射能の危険性について
ブログに書いたのかを書きたいと思います。


まず、わたしは人の人生に口出しするつもりはありません。
1人1人、どう生きるかを自由に選択する権利があると思っています。

放射能の危険性を十分認識した上で、東日本で生きていく覚悟を持っている方を非難するつもりも、自分の意見を押しつけるつもりもありません。

その点をきちんと書いていなかったので、先日の内容で気を悪くした方が
いらっしゃるかもしれないと思って、今日は書きたいと思います。


わたしは福島第一原発による放射能被害は非常に危険なものだと感じています。
チェルノブイリ原発事故では欧州全体で多くの方が被爆し、多大な健康被害が出つづけているからです。

そして昨年、日本でも同じレベル7という原発事故が起きました。
(一時は新たにレベル8を設定するかという議論があったほどです)

この事態に対して、政府や企業の対応はまだ十分ではないと考えます。
そのため、情報が少ないゆえにリスクを認識できていない人たちや
対策しきれていない人たちが多くいると感じました。


参考にした情報は、とても危険だと言う意見から、そこまで心配しなくてよいという意見まで、ひととおりまんべんなく目を通したつもりです。

その上で、自分の体験とも照らし合わせて、今の日本の放射能問題は
大変危険なものだと判断しました。


放射能のリスクに関してはグレーゾーンがかなり広いです。
人体実験を実際に行うことは公には難しい問題なので、科学者や医者でも
わかっていない部分が大きいからです。

放射能が原因で病気になったり死亡したかを厳密に判断するには
病理解剖が必要なので、死んだあとにしかわからないということです。


命に関わる問題にグレーな部分が大きいので
わたしは自分が息子にとって安全だと思える選択をしました。

そして、危険性を認識してほしいという声をあげるため
ブログに書くという選択をしました。
リスクを知った上で人に伝えないまま、将来後悔したくなかったからです。

わたしは東日本に住む子供たちはできる限り避難した方がいいと思っています。その判断をするためには、多くの情報が必要になってきます。
しかし、判断をするための情報が一般報道ではほとんどない。

まだリスクを知らない人に知るきっかけとなりたかったのです。

なんとなく危なそう…というレベルからもう一歩踏み込んで
理解してほしかったのです。


もし知っていれば、避難したりもっと食品にも気をつけたのに!と後悔する人を少しでも減らしたかったからです。


誰にでも、知る権利と知った上で人生を選択する権利があると思います。


チェルノブイリで何があったか、日本がどういう状況なのか、対策方法は?などを知った上でどこでどう生きていくかを選択するのは個人の自由です。


ですが、まだ知らない人たちが大勢います。
選択する以前にスタートラインに立てていない。
そこが問題だと思い、書きました。


最後に、あくまでわたしの感覚での話ですが、おそらく放射能を怖いと
思っていない母親はいません。

避難したくても避難できずに苦しんでいる多くの方を思うと
人ごとではありません。
その原因の多くは配偶者や親、親戚、まわりの無理解によるものです。

わたしがそうでした。
今すぐここから離れたい!心の中で毎日思っていました。
泣き叫びそうになる気持ちを必死にこらえていました。

不安で不安で仕方がないのに、避難なんて大げさなことと言われ
親バカだと言われるだけ。
逃げられないことへの恐怖。
母親としての無力感。


無知は罪とよく言われますが、まさに今の日本で起こっている様々な事象に当て嵌まることだと思います。


みんなが知ることで、避難したい方々や、リスクを防護したい方たちの
助けとなりますように。

テレビや新聞では報道されない、一般人の体験談も
みなさんの情報のひとつとなることを願って。


2012年1月19日木曜日

親としてできること3


ヒバクシャブログに対するママたちからの反応が、想像以上でした。
個人的なメール含め。
というか、想像できていませんでした。


こういう話をすると、みんななんとなく嫌がるし、気にしすぎだと言われてきたので、みんな聞きたくないんだと思ってました。

もっと早くに声をあげるべきでした。
本当にごめんなさい。


でも、ママたちの反応は、やっぱり母は強しだなと感じるものでした。
みんな子供を守りたいって気持ちでいっぱいだと改めて感じました。



みんな、誰だって怖い。
でも子供を守りたい。
でもどうすればいいかわからない。
わたしもそうでした。みんなと同じです。


でも、そこで思考停止してしまうと恐怖感だけが募ってしまう。
へこんでるままじゃ息子が死んでしまうかも!そう思って恐怖を打ち消すために必死に調べてきました。


だから、今同じ気持ちのみんなでがんばりませんか?
情報交換をして、共有し合って、まずは給食の問題やガレキ問題に
立ち向かいませんか?
1人では難しいけど、ママが集まれば強力な力になると思います。


一緒に署名とか資料を集めて、まずは自治体に給食の産地公開をお願いしませんか?そして、産地の改善を求めていきませんか?


まずは、地元の石川県。
一緒にがんばってくれるママ、連絡ください。


お隣の富山のママたちは、すでに動いてますよ。
http://s.ameblo.jp/savechildtoyama/

読んでくれてる岐阜のママたちもがんばってチーム作ってくださいね。

わたしたち北陸と中部地方が、今の日本のゾーン分けポイントなんです。
なんとしても放射性物質による汚染から守らなくては、東日本の人達の
避難場所がなくなってしまいます。



最後に、ガレキは断固受け入れないけど、東日本の避難したくてもできないママたちのために、ホームステイのボランティアで人を受け入れることは
とても重要だと思います。

もし、登録できる方がいれば、こちらにご協力お願いします。
http://www.mamatomama.info/

親としてできること2


被曝は外部被曝と内部被曝の両方を足して、自然界からの被曝を除き
一年1ミリシーベルトであれば健康に害がないレベルとして
日本はもちろん世界各国の基準として法律で定められています。

これは感度が高い子供も安心とする値です。


自分がどれだけ被曝したか、計算で出すことができます。

3月からの空間線量と、食事に気をつけたか気をつけてないかなどから
ざっくりですが、なんとかできます。

わたしは武田邦彦教授の計算方法を参考にしてます。
呼吸と食事と水、そして空間に放射性物質がある場合それが放つ光
その4種類から被曝します。
例えば、住んでいる地域の空間線量が0.05/h ならば
1時間あたり0.05マイクロシーベルト×上の4項目×24時間が
一日の被曝量として考えます。
0.05×4×24=4.8
4.8×31=148.8 ←1ヶ月の被曝量
1000マイクロシーベルトが1ミリシーベルトなので
残り11ヶ月間で被曝してもいい月平均は
1000-148.8÷11=77.38 となります。

厳密に言うと食事は一日中するわけではないのですが
その土地の空間線量を浴びた食品から同等の放射線がでていると仮定し
地産地消と仮定して、食べ物を体内に入れたら食事のとき以外も
被曝するので、そうしているんだと思います。
水も同じく。
なので、水も食事も本当は放射性物質ゼロのものだったとしたら
多めに計算することになるので、より安心できて良し。
ということで、少し多めの見積もりになります。

逆に言うと、住んでいる地域より土壌汚染レベルが高い産地のものを
食べていたとすると、0.05を0.08とか0.1とか多めに見積るといいんじゃないでしょうか。


わたしの個人的な考えですが、土壌汚染とも合わせて考えると
富山岐阜愛知以西南は、東日本に比べるとほとんど土壌が汚染されていないため呼吸と水の心配がほぼないので係数を4→2にしても大丈夫だと思います。心配症な方は3で。
上記の県より以北東は4のまま計算が必要かと思います。
(日本海側は3でもいいかな)


ただし!本来内部被曝は少しでも非常に危険なので
今後はちょっとでも汚染されてる食べ物や日用品は極力避けるのが
ベターだと思います。

そして、ひとたび体に入ると長期間排出されなかったり、かなりのダメージを至近距離でDNAに与えてしまうのが人工放射性物質の怖さなので
年間1ミリに達さなくても警戒を緩めない気待ちが大切です。

人間は普通に生きていても被曝から回復する力が一日に数ミリシーベルト(←すいません間違えました。ミリ×→マイクロシーベルト○)分はあるらしいのですが、とにかく少し多めに見積っておいて損はないかと思います。

昨年3/11から今年の同日までの一年間で、いつどこにいたか、いつから食事に気をつけたかなどで、ざっくり計算してみてください。

住んでいる地域の空間線量の平均はこちらがわかりやすいです。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_by_prefecture/

※しつこいですが、空間線量は土壌汚染とまったく異なります。
地上1m地点での空間線量が西日本並みでも、土壌汚染されていないという
判断は全くできません。
放射性物質は地面に落ちています。
そこからの光が地上1mまで届いてないだけです。
でも体内に取り込むと直接DNAや内蔵や骨を傷つけます。
その違いに気をつけてください。



以下、武田邦彦さんコピペ。

たとえば、最初の20日は九州に避難していたので、自分がいたところの放射線が1時間に0.02マイクロシーベルトとします。

次に福島県の自分の家に帰り、そこが4月初旬に2マイクロシーベルトとします。そして来年の3月12日まで福島の自分の家に住むと仮定します(式の2番目の”4”は、空間、内部、水、食糧の4つから被曝するから。また一ヶ月から一年までの放射線は約10分の1です).

九州での被曝  0.02×4×20日×24時間=38.4マイクロシーベルト

福島の20日   2×4×20×24=3840マイクロシーベルト

福島の後1年  0.2×4×325×24=6240マイクロシーベルト

合計      10.1ミリシーベルト

------
続きはこちらからどうぞ
http://takedanet.com/2011/04/45_14ad.html


わたしならば、空間線量×4×24×365で1000を超える場合、避難します。
空間線量そのものよりも、×4をしなくてはならない地域にいることが問題だと思うので。
つまり、土壌汚染されているかいないか、そこが判断の分かれ目です。


コピペ終わり。



確か、上記ブログの何週間かあとに武田教授も食品が汚染されていない地域は係数を×2でよいと書いていました。



http://s.ameblo.jp/savechildtoyama/
こちらのブログもぜひ参考にしてください。
http://s.ameblo.jp/savechildtoyama/entry-11140354006.html
今日の記事は少し嬉しいけれど、でもやっぱり食事には確実に放射能が入ってることがわかる内容でした。

親としてできること


みんなから質問をいただいたので、
もう少し対策方法を。


牛乳→豆乳に変える。
わたしは紀文の調整豆乳を買ってます。
製造所固有記号KGは岐阜工場で水の濾過に活性炭を使ってくれてます。
大豆はカナダの遺伝子組み替えでないものです。

最初はクセあるかもですが、慣れたらとても美味しいです。
息子も大好きです。
カルシウムも牛乳よりちゃんと摂れます。

グラタンやシチューのホワイトソースも豆乳と小麦粉とバターで
簡単に作れるのでやってみてください。
クックパッドにレシピがたくさんあります!
マギーブイヨンと塩コショウ、ローリエなんかで調味すれば
市販のものよりヘルシーで美味しい&安全です。

あとは、給食の牛乳が大手メーカーのものなら、地元産の製品に
変えてもらえるようママ達が協力し合って学校や園にお願いすること。


スーパーで買える野菜が少ないときは、そうだJAに行こう!
地元野菜がズラリと並んで涙がでそうになります。
きのこは…なんとも言えないけど、子供達は大好きですね。
せめて、しいたけは原木買ったり自家栽培してみるしかないと思います。
市販のきのこは、きのこの放射性物質の吸収の仕方がハンパないので
やめたほうが賢明。

自主検査してる大手メーカーの検出下限値が20→40ベクレルに
引き上げられたのは20~30クラスが山ほど出たから。
わたしなら、子供に大事なお話として、しばらく食べられなくなることを
説明してみると思います。
きっとママの真剣な気持ちは伝わります。

どうしても食べさせてあげたいなら、安全な菌や原木を買ってきて
子供と一緒に遊び感覚で育てて食べることは食育にも繋がって
一石二鳥かも?
おうちで収穫できたら、またきのこ食べようねって話せば
子供達はきっと喜んでお手伝いしてくれると思います。



放射能を取り込んでしまったあとでも、デトックスを促す食べ物を
積極的に摂ることで体の免疫を回復させること。

日本食の素晴らしさを改めて感じているんですが
味噌、塩(食塩はダメ)、梅干しは、広島長崎の原爆被害者の
回復にとても役立ったそうです。
ぜひ毎日の食卓に欠かさず取り込んで。
塩むすびは美味しいし、本物の塩は摂りすぎて悪いことはないそうですが
個々人で適量を加減してください。
塩分を控えましょうとよくいわれていますが
控えるべきは食塩のことらしいです。


あとはりんごペクチンも放射能被害を防いでくれます。
母乳に含まれるラクトフェリンも。
ただしママが危険なもの食べると母乳に出てしまうので
ママの食事も気をつけること。
バナナのカリウムは、セシウムと同じように体が取り込むので
たくさん食べてセシウムを代謝してしまいましょう。
おやつは市販のものやめて、リンゴとバナナにできたら
とてもヘルシーだし、リンゴやバナナを使ったフルーツケーキを
焼いてあげるものママにできる愛情だと思います。



ちょっと時間がきたのでこの辺で。
また対策方法アップします。

2012年1月18日水曜日

わたしの対策方法


せっかく色んなことを調べてきたので、よければ参考までに。


まずは基本のキ。放射線は光、外部被曝にあたるもので
シーベルトやグレイという単位で考えます。

放射性物質は光を出す物質で、土壌や食品にどれだけ含まれているかを
考えるべきで、単位はベクレルです。
Bq/Kgは1キロあたりの量です。
Bq/m2は1平方メートルあたりの量なので、土壌汚染はこちらで見ます。
Bq/Kg→Bq/m2に換算するには、カケル65です。
キロ→平方メートルは65倍になります。
内部被曝を考えるときもベクレルです。

放射線を出す物質を体内に取り込むことが内部被曝です。
つまり、体外に排出されるまで体の内側から放射能を浴び続けるということです。

報道ではレントゲンやCTと比較していましたが、全く次元が違います。
取り込む量にもよりますが、365日何年もレントゲンの光を浴び続けても
人体に影響がないと言えますか?
それと同様のことが起きるのが内部被曝です。
少し考えれば誰にでもわかる理屈です。

半減期の話もよく持ち出されますが、ヨウ素は確かにもうないですが
それより心筋に溜まりやすいセシウムや、骨に溜まるとほぼ排出されない
ストロンチウム、猛毒と称されるプルトニウムなどは
数十年~何億年という単位で『半減』していくだけです。
なくなるわけではありません。



また、日本の食品の暫定基準値は致死量だと認識してください。
国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合
餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。
もしも放射性セシウム137が500Bq /Kgも含まれた食品を
3年間食べ続けたら致死量に達します。
500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。

日本は…かれこれ10ヶ月ですね。
200、100と減らしてきましたが、いつまで暫定なんでしょうか。

ドイツでは、放射性物質が含まれている食品を食べるなら
大人は8Bq/Kg 子供は4Bq/Kgまでと提唱されています。


自主検査をしている食品メーカーも、検出下限値は20Bq/Kgです。
20以下は不検出となります。
たとえ19あったとしても、不検出とされてしまうので
わたしは信用していません。


さて、対策です。

魚は北海道(日本海側は大丈夫らしいけど、区別がつかないので)
~静岡までの太平洋側のは買わない。
三重漁港は産地偽装しているので買わない。
つまり四国以南からはオッケーとする。
でも日本海側と九州と外国産のを買ってます。中国も怖いのでパス。


野菜やお米は富山岐阜愛知より西南のもの。
北海道も怖いなと敬遠しがちです。
ただし、キノコは全国どこのものも数年食べない。
移行率がものすごく高いのと、原木が福島のものがほとんどなので
産地が西でもかなり検出されています。
これは講演会で得た新情報で、最近まで北陸のしいたけ食べていたのでショックが大きかったです。
しめじなど室内栽培のものもオガクズが汚染されてるのでアウト。


お肉も野菜に同じ。
ただ、国産としか表記されず何県かわからないものが多いのですが
鶏豚は飼料が汚染されてないので大丈夫とのこと。
たとえ東北にいても、排出機能がすごいのでほとんど肉に残らず
糞となるそうです。
逆に鶏糞などは汚染が高い可能性があるので、肥料として使うと危険。


牛乳、ヨーグルトは買わない。
大手メーカーは全国のを混ぜてるので、少なからず入ってます。
どうしてものときは地元の牧場や地元のJAのものを。


加工品や日用品は製造所固有記号や番号で工場を確認。
特に紙オムツやナプキンは大事なところに近いので要確認です。
大丈夫なものもちゃんとあります。

製造所固有番号検索はこれ使わせてもらってます。
http://seizoushokoyuubangou.yummy.fm/



日々の情報収集。
木下黄太さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/
激しい文章ですが、日本のために本気だからだと思います。
交通費や会場費など実費のみで講演会してくれてますので
500~1000円です。興味ある方はぜひ一度。


http://onodekita.sblo.jp/
熊本の開業医さん。
東電に就職し、福島第一原発で働いていた方です。
内部事情を知ったがゆえに退社、医学部に入り直して医者になった方です。
専門知識がすごすぎます。


http://takedanet.com/
ホンマでっかに出てる武田邦彦さん。
上記2人より安全サイドな書き方とわかりやすい文ですので、初心者の方はショックを和らげつつ知識をつけるためにこちらからどうぞ。


http://savechild.net/
子供のいる方は大体知ってるかな?
動画もたくさんあります。


http://ex-skf-jp.blogspot.com/
海外在住の方。海外から見た日本の状況がわかります。


東日本には極力行かない。
行くと免疫力が下がって体調を崩すので。
3~6月に千葉と北陸を何度か行き来したけど、千葉に行くと
必ず風邪をひきました。わたしも息子も。
わたしだけなら放射能やだなというストレスかもしれませんが
息子の鼻水や熱、下痢が何度もあったので。
熱は下がったと思ってもまた上がったり…とにかく何かヘン!と
母親の直感が働きました。



一朝一夕では放射能の問題は理解しきれないと思いますが
少しずつわかってきます。
理系の勉強大キライなわたしでもできたので、きっとできます。
知識がないと防御できないので、ぜひがんばってください。



石川県輪島市が汚染ガレキ受け入れに前向きです。
受け入れると日本海側の魚も食べられなくなります。北陸の野菜やお米もです。

受け入れ反対の方はこちらにご連絡をお願いします。
石川県輪島市環境対策課
0768 23 1853
kankyou@city.wajima.lg.jp

2012年1月16日月曜日

ヒバクシャ


今日は小松市で木下黄太さんの講演会があったので行ってきました。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927

確か千葉に住んでいた4月頃に、この方のブログを読むようになって
自分や家族の健康被害が被曝の影響だと直感し
地元北陸に母子避難を決めました。

それは簡単なものではなく、放射能問題について無関心な夫へ
毎日のようになぜ危険だと思うのか情報収集しては伝え
スーパーを巡っても安全な地域の食材がどんどん入手しにくくなり
チェルノブイリ事故の被害者の低線量被曝の症状と、息子やわたし
そして夫の一見ただの風邪などと診断されやすい症状・状況の酷似について
何度も訴え、息子の健康への不安をようやく理解してもらい
家族バラバラの二重生活を決行しました。

親や親戚、友達にも似たような話を相手の反応を見ながら話してきましたが
気にしすぎでしょ…という反応の方が多かったです。

色んなジレンマがあり、まぁ考え方は人それぞれだし…と
控え目にしていたのですが、今日、木下さんから
『あなたは被曝者だから血液と尿検査をすべきです』と言ってもらえたことで
これまでの伝え方では、やはりだめだと思って本音で書きます。



まず、私が被曝者であるのは間違いない事実です。
千葉に居た4月、当時は除染すると良いという情報を信じて
家族の健康を守るため毎日水拭き掃除を徹底していました。
(どんな方法をもっても除染は不可能というのが現実だそうです)

4月末日、玄関やベランダ掃除もすべきだと知り、放射性物質は水溶性なので
何度も何度もお風呂の残り湯で汚れを流しました。
そして、スポンジでこびりついている土埃をゴシゴシ流す作業を5分ほどしたあと
両手がパンパンに腫れました。
腫れは約一週間続きました。洗剤は一切使っていません。
その後しばらくで左掌にホクロができました。

なぜか。
素手で、マスクもせずに大量の放射性物質に触れ
呼吸により吸引してしまったからです。
指先に小さな切り傷もあったので、血液にも取り込んでしまいました。

当時、除染するにも方法の確認不足だったことと、千葉の汚染度をなめていた
(土壌汚染の情報がまだなかった)ことが最大の失敗です。

この話から、放射性物質による内部被曝に詳しい方は、短時間の作業でも
私がかなりの被曝をしたことは断定できたということです。

病院では、千葉の汚染は大したことないから大丈夫だと一笑されましたが
自分で調べた情報からは、手の腫れは放射線を大量に浴びたときの
ヤケドに似た症状と確信していたので、今日、第三者からハッキリと
「被曝者」だと言って貰えてとてもすっきりしました。

今度、精密検査を受ける予定です。


さて、そんな触れるだけで危険な放射性物質は
今もなお東北首都圏~北海道、伊豆あたりまでの地帯を汚染し続けています。

測定しやすいので、主にセシウムを挙げて汚染度が言われていますが
セシウムだけではもちろんありません。
プルトニウム、ストロンチウム、アメリシウムなど、少量でも専門家が
震えるほど怖い物質があちこちにあります。
数ヶ月、数年ではなくなりません。

チェルノブイリでは25年以上経った今も汚染地の危険レベルは変わっていません。

チェルノブイリよりも危険な物質が、さらに大量に出た今回の日本の事故。
どうして危機感を持たずにいれるでしょうか。
北陸に居ても、対岸の事故では済まされません。

交通、食品・物品の流通、海や河の流れ、汚染瓦礫受け入れなどで
全国に少しずつ少しずつ拡散され続けています。

薄まれば大丈夫、時間が経ったから大丈夫というのは幻想です。
放射線ではなく、放射性物質そのものはなくならず、あちこちにバラ撒かれているだけの状況です。

大元の福島第一原発はまだ収束していません。
むしろ年末から現在まで4号機から去年の3月並の大量のセシウムが再び降下しています。
千葉の汚染度のみ発表されていて、今回も降下量がひどく多いので
測定していない首都圏一円も危険だと感じています。

福島宮城~首都圏までの範囲は、チェルノブイリのときの避難区域に匹敵する箇所が
数えきれないくらいあります。
放射能防御プロジェクトhttp://www.radiationdefense.jp/に土壌調査のデータがあるので、ぜひ確認してください。


その地で暮らし続けるとどうなるか。

すでに、チェルノブイリのときよりも早い進行速度で健康被害が確認されています。
(みんなのカルテhttps://sites.google.com/site/sos311home/linkや木下さんのブログのコメント欄にもあります)
首都圏でも突然死が様々な年代で、ここ最近多発していることをご存知ですか?
わたしの友人の友人のご家族も、20歳という若さで先日突然死されたそうです。
千葉県です。


今は初期症状の気管支炎や喘息程度で済んでいる子供達が、5年と待たず
2~3年後に肺癌や心疾患で苦しみ亡くなるケースが増える可能性を考えませんか?

それは、北陸や西日本より南に居たとしても、食品などによる内部被曝を
防ぎきれなければ、起きてしまうことでしょう。


皆さん、どうか危機感を持ってください。

特に、子供がいらっしゃる方は。
子供を思う気持ちはみんな同じだと思います。
ただ、どんな情報を目にしているか、そして危機感の違いだと思います。

避難できない理由は色々あると思います。簡単なことじゃありません。
経験したのでわかります。

でも、たくさんの理由は、わが子の命よりも大切ですか?
仕事を変えることや、一時的に母子避難で家族がバラバラになることは
精神的にも経済的にも、とても大変ですが絶対に不可能ではないはずです。

自分の子供が死にかける状況をわたしは体験しました。幸いにも311直前に。

だから、子供の健康や命に関して危機感が強かったのだと思います。
だから、避難しました。
夫を置いてでも。


それは、今逃げなければ、何年か経って子供がもしもガンになったり
突然死したときに後悔しても遅いと思ったからです。
息子のために1%でも安全な生活を選択したいと。

何かあってからでは遅いです。
周りが騒ぎ出すのを甘んじて待っていては、遅い。

子供は大人の何倍も放射能の感受性が強い。
今、守らずにいつ守ることができますか?
今、東北首都圏にいる子供達が無事に大人になることができる保証がどこにありますか?
大人になれたとして、その子供は?

東日本は、少なくとも子供が暮らしていていい場所ではないはずです。
向こう数十年、数百年という単位で。

政府も、報道も、肝心なことは教えてくれません。自分で調べなくては生き残れません。
大げさでなく、これが今の日本の状況だと思います。


どうか、危機感を持ってください。
子供達のために。

生き残る道は、西日本にはまだ残されています。


わが家は、放射能別居によって起きた色んな障害を乗り越えて
以前よりも夫婦の信頼関係が強まりました。

多分、紆余曲折を経ても価値観を共有できていたからだと思います。
家族の幸せは、健康があってこそ。
息子が笑っていてくれてこそ。

わたしは、友達や、友達の友達…子供達…とにかく皆に健康でいてほしいです。
もう、あまり時間がありません。
一日でも早く、東北首都圏に住む子供達が安全な地域に移れますように。
そう祈るばかりです。


もう一度書きます。
何かあってからでは遅い。
誰かを責めても子供の健康や命は戻りません。
すでに健康被害が起こり始めている今、どうか気づいてください。

子供達が大好きな公園には、わたしの手を腫れ上がらせた物質が
今もたくさん落ちています。
そこで遊ばせることは何を意味すると思いますか?


大人は放射能の危険性について個々人が学び
子供達を守っていかなくてはならないと思います。


すでに被曝した一児の母のひとりごと、おしまい。


※血液検査の結果次第では、安全な地域で2年待てば
おそらく妊娠しても大丈夫でしょうと言ってもらえました。
もう第二子は諦めていたので、とても嬉しかったです。
これから子供が欲しい方もぜひ避難してください。
きっと今なら間に合います。